ようこそ
古代から続く祈りと平安が
今も生き続ける神聖な場所へ
木々に囲まれた参道の日苔むした石段を
踏みしめ歩き風に揺れる朱色の鳥居をくぐれば
時が静かに流れる
千年の歴史を感じながら
心を解き放つ旅が始まります
森の中に佇む神社や山奥の古刹に身を委ねるとき
自然と人間が共存する日本の独自の信仰を
肌で感じるでしょう
ご案内
サイト運営者
はじめまして。私は、このサイトを執筆・運営している後藤安賀里といいます。
20代にフランスで転機を得て、日本に帰国後は京都大学に勤め、今は≪うらないば≫というお店を営むタロティストです。
「タロット」を通じた瞑想と、自己理解を深める方法を広く人に伝えるともに、心の問題や不安から内面的なバランスを取り戻し精神的な成長を図るお手伝いをしています。
「タロット」は「マルセイユタロット」をメインに使っていますが、エリファス・レヴィやアレイスター・クロウリーの著書、特にエッティラに関してはGallica(フランス国立図書館の電子図書館)から貴重な文献を閲覧するなどして研究を進めているところです。
うらないば|Uranaiba
■HP : https://uranaiba.com/
■Adresse:1-11-7 Minamishiga Otsu-shi Shiga Japon 520-0011
そんな私がこのサイトを立ち上げたのは、日々、タロットと関わるなかで引き出されてくる自らの感性の源を言葉にして残しておきたいと思ったからです。
それが、「ありがとう」と「おかげさま」
それを形容してくれているのが、祈りの場であり、神社やお寺、ご神像や仏像たちです。
またそれらをフランス語で綴るのは、私の人生の転機がフランスとマルセイユタロットにあったから。フランス語で表記されたタロットしか読めない私ですから、タロットから引き出される感性もフランス語で残しておきたいと思いました。
さて、日本には「輪廻転生」という考え方があって、それは、肉体から離れた魂がまた新たな命の流れにのる、という考え方です。たくさんの魂のかけらが集まって「ひとりの人」として再出発する、と捉えます。
人は、たくさんの「見えるもの」と「見えないもの」の護りのなかで生きている、といいます。
だから私たちの先祖は昔から、あらゆるものに「神」が宿っていると考え「ありがとう」と「おかげさま」を唱えてきました。
そして、それを表現するために「祈りの場」を作り、今も残る自然の場もあれば、神社やお寺、ご神像や仏像として形容されています。
ブログでは、そんな「祈りの場」をご紹介するとともに、そこに宿る「感性」を言葉で綴る試みをしています。
ちなみに、「日本人は無宗教だ」といわれることがよくありますが、それは誤解です。
日本語の漢字では宗教のことを「宗教」という文字で表します。
「宗」とは「おおもと、もと、先祖」といった意味があり、「教」とは「ならう、みちびく、おしえ」といった意味があります。つまり私たちの「宗教」とは、「先祖からならったもの」でありこれまでにずっと受け継がれ導かれてきた「生きる智慧」のことです。
たとえば、祖父が教えてくれた「お米の一粒一粒に神様が宿っているから決して残さずみんな頂くように」といった価値観や考え方が、私にとっての「宗教」と言ってもいいのだと思います。
そして、祖父母やそのずっと昔のご先祖様が大事にしてきた自然に対する畏怖や自然と共存するための教えを大事にし、その形容として作られた神仏像に手を合わせ、「ありがとう」や「おかげさま」が湧く心が「信仰心」だと思うのです。
このサイトには、そうやって育んできたものを後世にも残せるように。そんな想も込めました。
どうぞ、日本に暮らしていた先祖が大切にしてきた「祈りの場」を訪れ、その感性を味わってみてください。