伏見稲荷にはその背後に「稲荷山」という三峰があります。
この山を回峰することを「“おやま”する」と言い、巡る奉拝所がたくさんあり、相当な昔から今日に至るまでこの巡礼が絶えず残っています。
伏見のお山は数千兆回の現世利益を叶えてきた智慧の貯蔵庫です。
そんな伏見のお山を、「先達」による「祈願の案内」とともにご紹介します。
伏見稲荷①|楼門前~本殿
まずはじめに、伏見稲荷大社の楼門前から本殿にかけてご案内します
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伏見稲荷②|本殿裏~奥宮
次は、本殿裏から奥宮までのご案内です。
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伏見稲荷③|奥社~大杉大明神社
さぁ、ここから千本鳥居をくぐって「おやま」の入り口へと続き、いよいよお山に入って参りましょう!
奥社から大杉大明神社までのご案内です。
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伏見稲荷④|眼力大明神社~御劔社
ここからはお山の深部に入ります。眼力大明神社から御劔社までのご案内です
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伏見稲荷⑤|一の峰~大八嶋社
さぁ、ここからは一の峰への最後の上り坂です。
ここからは「話さない、立ち止まらない、振り返らない」こと。
人間の煩悩をしばし断ち切り祈り研ぎ澄ますため、この三つの欲を断ち、自分のペースで階段を上り一の峰まで参りましょう!
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「おみくじ」について
薬力さまなどの大きなお塚やご神蹟には「おみくじ」がありますので、適宜引いてみて、いただいた内容を書き留めておくといいでしょう。
ちなみに、先達は「おみくじ」のことをこんなふうに教えてくれています。
先達の「おみくじ」考
「おみくじ」っていうのは、あなたが今そこで展開した祈願というものに対して、明らかに神様から頂く返事で、祈願証明書みたいなものなのです。
どのような御籤でもとてもありがたいものです。
吉凶判断に終始せずに、「次にどのように動いてゆけばいいか?」「何に注意すればよいか?」なんかを読み解いて、あなたが、あなたのために動けるパワーにしていただくのが内容のある祈願ではないかと思いますし、神様とのおつきあいの方法そのものなのです。
聖地のパワーは、いただきもののようですが、実際は、あなたの判断そのもので、あなたが決して動くことであったりします。
神様や仏さまは、あなたの次の参拝で、その動きを報告としてご覧になって次の智慧を繰り出そうとなさいますので、つまり聖地は、他力と自力の融合の場であるわけです。
ご神仏様にいただけるのは智慧であって、褒めることや安心などのボヤカシだけではありませんから。
そして、予言は全くありません。
その人が吉凶判断の期待だけに委ねて過ごしていると、どうなるか?ってことと、努力の積み重ねによって生じることの二つの大きな違いが書かれているだけです。
なので、頂いたおみくじは木に結んで捨てるのではなく持って帰りましょう。
聖地の名と、日付を記入して、ノートに貼り付け、どんな祈願をしたかを書き留めて日記にしてゆきますと、祈願と自分の動きが整理できていいと思います。
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